AdSenseの「有用性の低いコンテンツ」判定を追いかけた話

前回、AdSenseの広告非表示ルールについて調べた話を書きましたが、その裏で並行して、AdSenseの審査そのものに引っかかり続けている問題がありました。今回はまだ結論の出ていない「経過観察中」の話です。

スマホアプリで見つけた不承認通知

スマホのAdSenseアプリを何気なく開いたところ、「サイト運営者ネットワークのご利用要件」の項目に「有用性の低いコンテンツ」と表示されているのに気づきました。広告配信できない状態、つまり審査に落ちていたということです。

最初は「ads.txtの承認」に関する話だと思い込んでいました。ads.txtは既に問題なく設定済みだったので、「もう通っているはず」と勘違いしていたのですが、これは別物でした。ads.txtの検証は「このサイトが広告枠を販売する権限を持っている」ことの確認に過ぎず、サイト自体の品質審査とは別の話です。「前は通っていたのに今回落ちた」という後退だと最初は捉えていましたが、実際には今回が品質審査そのものの初回の結果だった、というのが正しい認識でした。

💡 Tips: ads.txtとは

サイトがどの広告配信事業者から広告枠の販売を許可されているかを示す、サイト運営者側が設置するテキストファイルです。広告詐欺(なりすまし)対策の仕組みで、これが検証済みかどうかと、個々のコンテンツの品質審査は別の話です。

インデックスの実態を調べてみた

「有用性の低いコンテンツ」という言葉から連想して、まず疑ったのがGoogleに正しくインデックスされていないページの存在でした。Search Consoleの「ページのインデックス登録」レポートを確認したところ、登録済み28ページに対して未登録が30ページと、サイト全体の半分弱しかインデックスされていないことが分かりました。

未登録の理由を見ると、「クロール済み-インデックス未登録」「検出-インデックス未登録」が中心でした。これは低品質だから弾かれているというより、Googleのクロール・信頼度の蓄積がまだ追いついていない、公開間もないサイトに典型的なパターンです。このブログは公開してからまだ2週間程度で、そもそも実績を積む時間が足りていませんでした。

チェックリスト(記事数・ads.txt・プライバシーポリシー・運営者情報)自体は一通り揃っていたので、コンテンツを書き直す必要はなさそうだと判断しました。インデックス登録率が7〜8割程度まで上がってから、あらためて再審査を申請するのが妥当だろう、というのがこの時点での結論です。

「有用性の低い」という言葉の響きから、てっきり文章の質や情報量が足りていないのだと思い込みかけていたのですが、実際に数字を見ると話は違いました。記事の中身そのものより、サイトとしての実績・信頼度がまだ蓄積されていない段階にある、という構造の問題だったわけです。原因が分かれば、次にやるべきことも自然と決まります。焦って記事を書き直すのではなく、いつも通りのペースで投稿を続けながら、指標が追いつくのを待つことにしました。

2回目の再審査も、同じ結果だった

しばらく投稿を継続したあと、様子を見るために試しに再審査を申請してみました。結果は、また同じ「有用性の低いコンテンツ」での不承認でした。

このタイミングでSearch Consoleの直近28日の実データを見ると、クリック数5・表示回数104と、まだかなり薄い状態でした。8月時点からの大きな改善はまだ見えていません。新しい問題が発生した可能性も一応疑いましたが、数字を見る限り、引き続き「インデックス・信頼度の蓄積が追いついていない」段階が続いているだけ、というのが実態に近いようでした。

急いでもう一度申請しても、今の指標のまま同じ結果になる可能性が高いです。焦って回数を重ねるより、しばらく待つことにしました。

経過観察中、というのが正直なところ

今回の話は、他の記事のように「原因が分かって解決しました」という着地にはなりません。1回目の不承認から2回目の不承認まで、状況は大きく変わっていないというのが正直なところです。

これまでの記事は基本的に、原因を突き止めて対処するところまで書いてきました。ただ、今回のようにまだ結論が出ていない話を無理に締めくくらず、「今はここまで分かっていて、まだ結果が出ていない」という状態のまま記録しておくのも、実務のログとしては意味があると思っています。次に触れるタイミングの目安は、インデックス登録率がはっきり改善したとき、またはこの記事の公開から1ヶ月後あたりです。

まとめ

「有用性の低いコンテンツ」という審査結果をきっかけに、ads.txtと品質審査の違い、インデックス登録の実態まで調べましたが、2回申請して2回とも同じ結果でした。今は何度も再申請する道は選ばず、指標が自然に育つのを待つ方針に落ち着いています。

もし次に承認されたら、続報として書くつもりです。逆にまた同じ結果だったとしても、それはそれで「サイトが育つまでにかかる時間」の実例として記録に残ります。副業でブログ運営を始めたばかりの人にとっても、「審査に落ちた=コンテンツがダメ」と即断する前に、インデックスの状況を確認してみる価値はあるはずです。

この記事を書いた人

Web制作歴10年近く。WordPressのテーマカスタマイズやコーディングを中心に、副業・本業ともにweb制作に携わっています。このブログでは、実際に手を動かして分かったことを書いています。

Cat's Handをフォローする

この記事が参考になったら、応援クリックをお願いします

タイトルとURLをコピーしました