きっかけは通知でした。ある日Macの空き容量を見たら、ディスク使用率が93%、残り15GBまで来ていました。動画のレンダリングや素材のダウンロードを毎日のようにしているので、いつかは来るとは思っていましたが、実際に数字を見るとさすがに焦ります。今日はこのときの対処と、ついでに導入したGoogle Driveとの組み合わせ方について書いてみます。
何から手をつけたか
まず安全策から。いきなり大きなファイルを闇雲に消すのは怖かったので、まず「安全に削除できるキャッシュ・残骸ファイル」から洗い出すことにしました。長く使っているMacだと、こういうファイルは気づかないうちに積み上がっています。
- Spotifyのキャッシュ
- iOSシミュレータの残骸データ
- Chrome・Firefoxのキャッシュ
- 動く壁紙のファイル
- VSCodeのアップデータ残骸
効果は上々でした。ひとつひとつは数百MB〜数GB程度でも、積み重なると馬鹿にならない量になっていて、これらを整理しただけで22GBを解放できました。使っているアプリ本体や実際の作業ファイルには一切手をつけていないので、実質ノーリスクで空き容量を倍以上に増やせたことになります。
Google Driveを導入した
幸い好機もありました。ちょうど同じタイミングでGoogle AI Plusを契約したこともあり、セットでついてくるGoogle Driveも本格的に使い始めることにしました。ここで最初に決めたのが「同期方式」です。
ここで迷いました。Google Driveには、ファイルをローカルにフルコピーする方式と、必要なときだけダウンロードする「ストリーミングモード」があります。今回のそもそもの発端がディスク容量不足だったので、ここで容量を食う方式を選んだら本末転倒です。迷わずストリーミングモードを選びました。
動画制作の素材置き場として運用
用途は明確でした。Google Driveの使い道として決めたのは、Remotionでレンダリングした動画の書き出しファイルと、使わなかったストック素材の退避先です。既存の個人的なファイルと完全に混ざらないよう、専用のcats-hand-assets/フォルダを新設して、ここだけをブログ・YouTube運用専用の置き場にしました。
相性は良かったです。レンダリング済みの動画は容量が大きく、かつ一度公開してしまえばローカルに置いておく必要性は下がります。かといって完全に消すのも心もとないので、「ローカルには置かないが、必要になったらいつでも取り出せる」という置き場所として、ストリーミングモードのDriveはちょうどいい選択でした。
おまけ: Macクリーナーアプリを作りかけて、途中でやめた話
実は寄り道もしました。この一連の作業をしている最中、「毎回自分で調べるのも面倒だし、削除して良いファイルを判定してくれる自作アプリを作ろうか」と思い立ち、Electronでちょっとしたクリーナーアプリを作りかけたことがあります。
ですが、途中で「削除していいかどうかの判断は、結局Claude Codeに直接聞けばいい話では」と気づいてしまいました。ファイルパスや容量を渡して「これ消していい?」と聞けば、その場で安全性を含めて判断してもらえます。わざわざ専用アプリを作って判定ロジックをメンテナンスし続けるより、その都度AIに聞く方が明らかに合理的でした。というわけで、このアプリ開発は保留中です。作りかけの実装自体は残っていますが、今のところ完成させる予定はありません。
容量不足は動画制作と相性が悪い
盲点はここでした。今回改めて気づいたのが、ディスク容量とレンダリング作業の相性の悪さです。Remotionで動画をレンダリングする際、Macは一時ファイルを大量に作りながら書き出しを進めます。空き容量がギリギリの状態でこれを走らせると、途中で失敗したり動作が極端に重くなったりするリスクがあり、93%というのは実はかなり危ない数字でした。
これは実感です。毎日のように動画を書き出す運用をしていると、ディスク容量は「そのうち気にすればいい話」ではなく、放っておくと制作フローそのものを止めかねない要素なんだなと実感しました。日々使うツールほど、裏側のリソース状況もセットで気にしておく必要がありそうです。
まとめ
教訓はこうです。ディスク容量がひっ迫したときは、まず大きなファイルを疑いがちですが、実際は積み重なったキャッシュ・残骸ファイルの方が地味に効いていました。そして「空いた容量をどう保つか」まで考えると、単に消すだけでなく、Google Driveのようなクラウドストレージをどう組み合わせるかという設計の話になってきます。今回はストリーミングモード+専用フォルダという形に落ち着きましたが、しばらくはこの運用で様子を見ようと思います。
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