生成AIの料金表や、使用量の上限の説明に、よく「トークン」という言葉が出てきます。
トークンは、AIが文章を読んだり書いたりするときの、いちばん小さな単位です。
APIの料金などは、このトークンの数が基準になっています。
文字数で数えるんじゃないの?
文字数とはちょっと違う。単語だったり、単語の一部だったりするよ。
トークンとは?AIが文章を数える単位
AIは、文章をそのまま読んでいるわけではありません。
まず文章を細かく区切って、その1つずつを数字に置き換えてから処理します。
この区切った1つずつが、トークンです。
区切り方は、文字1つずつとは限りません。
よく出てくる単語は1つのトークンにまとまったり、長い単語や珍しい単語はいくつかに分かれたりします。
なので、トークンの数は文字数と同じにはなりません。
1トークンが何文字になるかは、AIのモデルと言語で変わります。
Anthropic(Claudeを作っている会社)の公式の用語集では、Claudeの以前のモデルで、1トークンが英語のおよそ3.5文字とされています。
新しいモデル(Claude 4.7以降)は、同じ文章でもトークンの数がおよそ3割多くなる、とも書かれています。
どんなときに出てくる?
- APIの料金(入力と出力、それぞれ100万トークンあたりいくら、という形)
- 使用量の上限(Claude Codeの5時間の上限など。使ったトークンの量が、上限に対する使用率に関わる)
- 一度に読める量の上限(コンテキストウィンドウ。AIが一度に覚えておける量も、トークンで決まっている)
どれも、「どれだけ使ったか」「どれだけ使えるか」の話です。
日本語は、トークンが多くなる?
英語より必ず多くなる、とは一律には言えません。
トークンの数え方は、言語によって変わります。
区切り方はモデルでも変わるので、日本語は何文字で何トークン、と一律には言えません。
日本語1文字で何トークンになるかの公式の数字も、見つけられませんでした。
モデルが変わると区切り方も変わるので、正確に知りたいときは、公式のトークン数を数える機能(token counting)で確かめるのが確実です。
じゃあ、日本語で頼むと損なの?
使い方やモデルによるから、一律には言えないかな。自分は全部日本語で頼んでるよ。
自分はこう気にしてます
動画1ペアで、5時間の上限を何%使うか測った
自分は、Claude Code(ProプランのClaude)でブログの動画も作っています。
どれくらい使うのか気になったので、YouTubeの動画(横の長い動画と、ショートの2本)を作るたびに、使用量の数字を記録してもらいました。
Claudeのアプリでは、トークンの数そのものではなく、上限に対して何%使ったか(使用率)が表示されます。
なので、ここで測ったのもトークンの数ではなく、この使用率です。
4回測った結果は、5時間の上限に対して、6〜11%でした。
1週間の上限に対しては、1回あたり1〜2%です。
11%だった回は、Claude Code側で、ショートの尺合わせのための音声の作り直しや、音声を作る道具が起動していなかったことなど、やり直しが多かった回でした。
4回の中では、この回の使用率がいちばん高くなりました。
会話が長くなる前に区切る
別のときに、1つの会話の中身を調べてもらったことがあります。
そのときは、使った量の66%が、これまでの会話を読み返す分でした。
会話が長くなると、それまでのやり取りを読み返す分が増えていくことがあります。
自分は、話題が変わったら新しい会話にする、というのを意識しています。
実際の使用量を調べた記事
- Claude Codeの5時間制限、動画1ペアで何%使う?Proで4回測った結果: 動画を作るたびに使用量を記録して、6〜11%だった
- Claude Codeのトークン消費量を確認する方法: 1つの会話の内訳を出したら、66%が会話の読み返しだった
迷ったときの確認ポイント
- 料金や上限が「トークン」で書かれていたら、入力と出力で値段が違わないかを見る
- Claude Codeなら、
/usageで上限に対してどれだけ使ったか、/contextで今の会話が何で埋まっているかを確認できる - 使う量が気になったら、長くなった会話を区切る
- 正確なトークン数が必要なときは、公式のトークン数を数える機能を使う
まずは、使っているAIの使用量の画面を開いて、何が表示されているか見てみてください。
あわせて知っておきたい用語
- API
- プログラムからAIなどのサービスを使うための窓口。料金はトークンの量で決まることが多い。
- コンテキストウィンドウ
- AIが一度に読んで覚えておける量。トークンの数で上限が決まっている。
- プロンプト
- AIへの指示や質問の文章。これもトークンとして数えられる。
- サブエージェント
- Claude Codeが、作業の一部を別のAIに任せる機能。任せた先が使うトークンも、使用量に入る。