YouTubeのロング動画とShortを1ペア作ると、Claude Proの5時間制限の使用率はどれだけ上がるのか。
知りたくて、Claude Codeで動画を作る流れを4回やり、作業の前後で使用率を測りました。
🎥 この記事の内容は動画でも解説しています。
先に結論です。
この条件では、動画1ペアで5時間枠の使用率が6〜11%上がりました。
ただし、OpusとSonnetのどちらが安いかは、この数字からは言えません。
測った条件
数字は、次の条件での結果です。条件が違えば、数字も変わります。
- プラン:Pro
- 作るもの:ブログ記事を元にした、ロング動画(約3.5分)とShort(約21〜26秒)を1ペア。1〜3回目のShortは、猫の画像を新しく生成せず、既存の素材で作った簡素版
- 作る範囲:台本、ナレーション、映像、レンダー、サムネイル、限定公開でのアップロードまで。自分が確認してOKを出したあとの、予約とフォローアップ設定(公開後に自動で行う処理の登録)も含む回がある
- 実行したAI:Claude Codeのみ。自分は指示と確認を担当
- 使っていないもの:Codexとサブエージェント
- effort:4回とも「中」
- 品質チェック:Codexの採点は使わず、Claude Codeの自己採点(90点基準)
使用率は、Claude Code側の使用量の取得機能で、作業の前後に読みました。1%刻みなので、工程ごとの差は粗い数字です。
猫の素材、図解の部品、ナレーションの生成の仕組み、サムネイルの生成の仕組み、映像の型、公開後の自動処理は、すでに作ってありました。ゼロから作る場合の数字ではありません。
4回の結果と、使用率の変化
4回の数字を並べます。回ごとの内訳と手戻りは、この下に書きます。
| 回 | モデル | 5時間枠 | 週 | 手戻り |
|---|---|---|---|---|
| 1回目 | Sonnet 5.5 | 14%→22%(+8%) | 19%→20%(+1%) | あり(指示語) |
| 2回目 | Sonnet 5.5 | 4%→10%(+6%) | 23%→24%(+1%) | あり(猫の手が3本) |
| 3回目 | Opus 5.5 | 20%→27%(+7%) | 62%→63%(+1%) | なし |
| 4回目 | Opus 5.5 | 4%→15%(+11%) | 76%→78%(+2%) | なし(再生成3回) |
カッコ内は、作業の前後の差です(14%→22%なら、22−14で+8%)。1%刻みです。「週」は、1週間ごとの使用量の枠の使用率です。
1回目:Sonnet 5.5
- 5時間枠の+8%のうち、自分の指摘による修正と、再アップロード、予約で+2%
- 所要時間:約25分(修正は別)
- 手戻り:動画の中で自分のサイトを「このブログ」と指示語で呼んでいた。YouTubeでは誰のブログか分からないので、言い方を変えて、その場面だけ録り直した
2回目:Sonnet 5.5
- 5時間枠の+6%のうち、手戻りの修正と予約で+2%
- 所要時間:アップロードまで約21分
- 手戻り:Shortで選んだ猫の素材の、手が3本に見えた。素材を使う前に姿勢を目で見ていなかった。別の素材に差し替えて、再レンダーと再アップロードをした
3回目:Opus 5.5
- 内訳:台本からサムネイルまでで+5%、限定公開のアップロードで+1%、タイトルの相談と予約、フォローアップ設定で+1%
- 手戻り:なし。変えたのは、タイトルの検索語だけ
この3回目を見て、自分は「思ったよりかからなかった」と感じました。
4回目:Opus 5.5
- 内訳:台本とナレーションで+2%、映像とレンダー、確認で+3%、サムネイルは±0、アップロードで+3%、記録メモと予約、調査、フォローアップ設定で+3%
- 実作業:制作に約23分、予約まわりで約5分
- 手戻り:完成後の差し替えと再アップロードはなし。制作中は、Shortの尺調整でナレーションを3回生成し直した。ほかにも、AivisSpeech(音声合成ソフト)の未起動、QAゲート(公開前チェックの自作フック)の誤発火、lint.py(日本語チェックの自作スクリプト)の場所探しで詰まった
数字から言えること、言えないこと
言えること
- 4回とも、5時間枠の使用率は+6〜+11%、週の使用率は+1〜+2%だった
- Opus 5.5の3回目(+7%)は、Sonnet 5.5の1・2回目(+8%、+6%)と同じ範囲に収まった
言えないこと
- OpusとSonnetのどちらが安いかは、言えない。各モデル2回ずつで、題材も開始時の使用率(14%、4%、20%、4%)もそろっていない
- モデルによる手戻りの差は、言えない。完成後の差し替えが要らなかったのは3回目と4回目だが、1・2回目の手戻りは「指示語」と「素材の姿勢の確認漏れ」という見落としで、モデルの差とは言い切れない。素材や型の影響も、切り分けられない
- 4回目が3回目より多い理由は、分からない。ナレーションの再生成のほかにも、複数の詰まりと、自分が頼んだ記録の整理や調査が重なっていて、寄与の内訳が分けられない
手戻りで分かったこと
数字は条件で変わりますが、手戻りの種類は、ほかの人にも当てはまる学びでした。
次に作るときは、次の3つを先に確認します。
- 動画の中で、自分のサイトを「このブログ」のような指示語で呼んでいないか。見ている人には、どのブログか分からない
- 既存の素材でも、使う前に実際の姿勢を目で確認する。今回は、手が3本に見えた
- Shortの尺は、台本の段階で目安に合っているか。4回目は、尺の調整でナレーションを3回作り直した
測るときに記録しておくこと
- 作業の前後で、同じ方法で使用率を読む
- プラン、モデル、effort、素材があるかどうかを、数字と一緒に書き残す
- 手戻りが出たら、見落としの種類を書く
- まず全体の増加幅を比べ、工程ごとの数字は1%刻みの目安として扱う
- 追加で頼んだ作業や、詰まった工程も残す
同じことを試すなら、まず1回、上の5項目を書き残しながら測ってみてください。
