AI活用

バズってたAI活用理論を自分の運用に当てたら、結論が4パターンに割れた話

公開 約4分で読めます

目次7項目
  1. 1つずつ照らしたら、4パターンに割れた
  2. ①もう出来ていた
  3. ②契約料を無駄にしていた
  4. ③自分の癖に気づいた
  5. ④踏みとどまれた
  6. 4パターンとも、投稿の言葉そのままでは使えなかった
  7. まとめ

Xのタイムラインに、AI活用系の投稿が2本続けて流れてきました。
「Agent Skillsの作り方」と「神ハーネス理論」、どちらも具体的なノウハウが詰まっていて評判も良さそうでした。
ただ鵜呑みにする前に、まず公式ソースまで遡って裏取りしてみました。
Agent SkillsについてはAnthropic公式ブログ「Introducing Agent Skills」を確認しました。

ハーネス周りの考え方については、Claude Codeの作者Boris ChernyのY Combinatorでの登壇まで遡ってみました。
「プロンプトの工夫より、モデルが自分の作業を検証できる仕組みの方が効く」と本人が語っていて、投稿の主張とほぼ一致していました。
そのうえで、自分の運用に照らし合わせてみました。

1つずつ照らしたら、4パターンに割れた

投稿の主張は、検証スキルを重視する、完成条件を先に明文化する、自動化には人間の承認ゲートを設ける、といった内容でした。
「じゃあ実際うちの運用はどうなってる?」と自分の既存の仕組みに当てはめてみました。面白いことに、結論がきれいに4パターンに分かれました。

①もう出来ていた

YouTube動画の自動アップロードは、すでに「動画の中身は毎回自分が見てOKを出してから、後工程が自動で動く」という設計になっていました。
サムネイル・タイトル・概要欄・Threads予約・固定コメントまで一式自動で組み立てるところまでは任せていますが、実際のアップロード自体は、自分が動画ファイルを見て具体的な「OK」を出すまで実行しない、という一段だけ必ず人の判断を挟んでいます。
投稿が言う「人間承認ゲート」を、意図せず先に満たしていた形です。名前を知らないまま、同じ発想に自分でも行き着いていたのは単純に嬉しい発見でした。

②契約料を無駄にしていた

Gemini APIをスクリプト経由で使っていたんですが、裏取りしてみたら契約中のPlus・Proプランの恩恵は、APIキー経由の外部呼び出しには一切効かないと分かりました。
効くのはgemini.google.com、つまりGeminiアプリの画面内だけだったんです。
契約料を払っているのに、スクリプト側はいつまでも無料枠のflashモデル止まりだった、というのが判明した瞬間はさすがに肩を落としました。
せっかくの契約を活かすため、ブラウザ自動操作で本体のチャットに直接相談する運用を試しに始めてみました。

💡 Tips: サブスクとAPIは別会計

Gemini・ChatGPTのようなサービスは、アプリ・Web版の月額プランと、開発者向けAPIの利用料が別の課金体系になっていることがあります。
月額プランに入っていても、自作スクリプトからAPI経由で呼ぶ場合は、別途API利用料が発生する(または上位モデルが使えない)ことがあるので、契約前に確認しておくと安心です。

③自分の癖に気づいた

ブログの文体が「差し戻すほどではないけど、地味に硬くなりがち」という自覚がありました。
「〜については」「しかしながら」のような硬さのサインが、投稿ペースが上がるにつれてじわじわ紛れ込んでいたんです。
これを機に、下書きを提示する前に文体だけを見直す最終チェックの工程を新設しました。
1つの投稿から始まった裏取りが、思いがけず自分の書き方の癖を直すきっかけになったパターンです。

④踏みとどまれた

一番地味なオチはこれでした。
note・X投稿の完全無人化(スケジュールタスク化)を検討したものの、調べてみるとClaude in Chromeはインタラクティブなセッションを前提にした設計で、無人実行だと気づかないまま静かに失敗するリスクが高いと分かりました。
これは実は、過去にThreadsの自動投稿スクリプトがバックグラウンドで無言のまま失敗し続けていた件と、構造がそっくりでした。
あのときはローカルのTCC権限まわりが原因で、公開されたはずの投稿が実は1件も投稿されていない、と気づくまでに時間がかかっています。
今回は「無人化したら同じことが起きそうだ」と、先に踏みとどまれたのが違いでした。
同じ罠を二度目は踏まずに済んだ、という意味では収穫のある見送りでした。

💡 Tips: なぜバックグラウンド実行だけ失敗しやすいのか

ブラウザ操作系のツールは、画面が開いていて人が見ている状態を前提に作られていることがあります。
裏側で人の目が離れた状態(バックグラウンドやスケジュール実行)だと、認証やポップアップの扱いにつまずいて、エラーも出さずにそのまま止まってしまうことがあります。

4パターンとも、投稿の言葉そのままでは使えなかった

振り返って気づいたのは、①〜④のどれも、投稿の主張をそのまま採用したわけではなかったことです。
①は言葉を知らずに先にやっていた、②は主張とは関係のない自分のミスに気づいた、③は主張の枝葉から自分の文体の話に発展した、④は主張と逆方向の結論に落ち着いた。
4つとも、元の投稿とは別の形に変わっています。

まとめ

バズっている理論を鵜呑みにせず、まず裏取りしてから、自分の既存の仕組みに1つずつ照らし合わせてみました。
結果は現状維持・契約の見直し・自分の癖の発見・見送りの4パターンにきれいに分かれましたが、どれも投稿の言葉をそのまま持ち込んだわけではありませんでした。
次に似た投稿が流れてきたら、まず自分の運用に当ててみるところから始めます。

この記事が参考になったら、応援クリックをお願いします

Cat's Handこの記事を書いた人

Web制作歴10年以上。WordPressのテーマカスタマイズやコーディングを中心に、副業・本業ともにweb制作に携わっています。このブログでは、実際に手を動かして分かったことを書いています。