AdSenseやGA4のコードは、「<head>に貼ってください」と案内されます。
でも、なんで<head>なのか。
気になって、AdSenseのヘルプとGoogleタグの設置手順を読み直したら、理由の説明は見つけられませんでした。
なので、自分のブログで置き方を変えて、表示速度を測ってみました。
🎥 この記事の内容は動画でも解説しています。
先に結論です。
公式は置く場所を指定しているだけで、理由は説明していません。
ブラウザはHTMLを上から読んでいくので、<head>に置くと、早い段階でコードを見つけられます。そのぶん計測や広告の準備を早く始められる、というのは考えられます。でも、Googleがその理由で指定したとは、公式には書かれていません。
測ってみると、真ん中の点数は、ほぼ同じでした。
ただ、<head>に直接書いたほうは、ときどき大きく遅くなりました。
公式は「置く場所」だけで、理由は書いていない
2026年10月20日に、Googleの公式ヘルプを読み直しました。
- AdSense: サイトの<head>タグと</head>タグの間に貼る(AdSenseヘルプ)
- Googleタグ(GA4): 計測したいページの<head>タグの直後に置く(Googleタグの設置手順)
どちらも手順だけで、「なぜ<head>なのか」の説明は見つかりませんでした。
「上にあるほど早く読み込まれるから」という説明はよく見かけますが、調べた範囲では、公式ではなく、ほかのサイトの解説でした。
早く読み込まれれば、早く計測が始まる。
それは確かです。
でもそのぶん、ページの表示と同じ時期に、Googleのスクリプトの通信や処理も始まります。表示に影響する可能性はあります。
自分のサイトは、2秒遅らせて読み込んでいる
このブログは、9月末にテーマを入れ替えたとき、GA4とAdSenseを<head>に書くのをやめました。
今は、ページの読み込みが終わってから2秒後か、最初にスクロールやタップをしたときに読み込んでいます。
そのときは、スマホのLighthouse(Chromeに入っている表示速度のチェック)が57〜62点から89〜99点に上がりました。
ただ、同時に、日本語のWebフォントや、トップの演出も直しています。
GA4とAdSenseを遅らせた分だけで、どれくらい効いたのかは、分かっていませんでした。
じゃあ、遅らせた意味あったの?
それを、置き方だけ変えて測った。
置き方だけ変えて、16回ずつ測った
計測は、Claude Codeにやらせてます。
本番のブログ記事1ページで、URLの末尾を変えると、置き方が切り替わるようにしました。
変えたのは、GA4とAdSenseの読み込み方だけです。
- A: <head>に直接書く(公式の案内どおり)
- B: 読み込み完了の2秒後か、最初の操作で読み込む(今のやり方)
Lighthouse 12.8.2のスマホの既定設定(通信速度をシミュレートする設定)で、AとBを交互に16回ずつ。
測り終わったら、切り替えは消して元に戻しています。
| A: headに直接 | B: 2秒後か最初の操作で | |
|---|---|---|
| 点数の中央値 | 97.5点 | 99.5点 |
| 90点を下回った回数 | 16回中5回 | 16回中2回 |
| いちばん低い点 | 60点 | 74点 |
| 最初に何か表示されるまで(中央値) | 1.12秒 | 1.09秒 |
| 同じく、いちばん遅かった回 | 5.3秒 | 3.3秒 |
計測のあいだに外部から読み込んだ量は、Aが約460KB、Bが約65KB(どちらも中央値)。
Bは2秒待つ設定なので、測定中にはまだ読み込みが始まっていないファイルがあったと考えられます。訪問者が最終的に読み込む量の差ではありません。
なお、GA4とAdSenseは一緒に切り替えています。
この結果だけでは、どちらが差に関係したのかは分けられません。
差は「真ん中」ではなく「外れた回」に出た
中央値だけ見ると、97.5点と99.5点。
正直、ほぼ同じです。
最初に何か表示されるまでも、1.1秒くらいで変わりません。
違ったのは、悪い回でした。
Aは16回中5回、90点を下回って、3回は60点まで落ちています。
そのときは、最初の表示まで5秒以上かかっていました。
Bにも遅い回はありましたが、90点を下回ったのは2回、いちばん低くて74点でした。
ただ、1ページを16回ずつ測っただけです。
遅い回の差が、いつも同じように出るかは分かりません。
<head>に直接書いた条件では、表示が大きく遅い回が多く出ました。
Googleのファイルの読み込みが関係しているのかもしれません。でも、原因までは特定できていません。
じゃあ、9月に57点だったのは?
GA4とAdSenseだけじゃない。フォントや演出も一緒に直したから、それぞれの効果は分からないんだ。
遅らせると、失うものもある
2秒遅らせるのは、タダではありません。
- ページの読み込みが終わってから2秒たつ前に、何も操作しないまま離れた人は、GA4に記録されません。どれくらい取りこぼしているかは、まだ測っていません
- 広告が配信されるようになったら、読み込みを遅らせた分、広告の表示が始まるのも遅くなるはずです
- AdSenseの審査への影響は分かりません。今、遅らせたままで審査を待っています。サイトの確認用のメタタグとads.txtは、別に置いています
速さを取るか、数えられる人数を取るか。
自分のブログは、速さを取りました。
自分のサイトで試すなら
- まずは、公式の案内どおり<head>に置く。審査や計測が動いているのを確認してから考える
- Lighthouseは1回だけで判断しない。同じページを何回か測って、真ん中の点と、悪い回の点の両方を見る
- 遅らせるなら、何秒以内に離れた人が数えられなくなるかを決めてから。お問い合わせの送信など、大事なイベントが取りこぼされないかも確認する
- 計測の数字が急に減ったら、遅らせた設定を疑う
今回測ったのは、自分のブログの記事1ページを、自分のMacから測った結果です。
同じことをローカルの環境(自分のMacの中のWordPress)で8回ずつ測ったときは、ほぼ差がありませんでした。
遅らせれば必ず速くなる、というわけではなさそうです。サイトの作りや、見る人の回線によっても変わると思います。