WordPressやAIツールの解説を読んでいると、「ターミナルで実行します」という一文によく出会います。
初めて見ると、何コレ怖い。ですよね。わかります。未だに怖いです。
このブログの記事投稿には、コマンドでWordPressを操作するWP-CLIを使っています。
実際にコマンドを実行しているのはClaude Code。自分は、確認役。
ターミナルの基本を、Appleの公式ガイドと一緒にまとめます。
ターミナルって、黒い画面のこと?
見た目は黒や白の画面が多いけど、中身は、文字でパソコンに指示を出す窓だよ。Macには最初から入ってるんだ。
ターミナルとは?文字でMacに指示を出すアプリ
ターミナルは、Macに最初から入っているアプリです。
Appleの公式ガイドでは、macOSにコマンドラインインターフェイスを提供するもの、と説明されていて、コマンドラインインターフェイスとは、画面上の文字のコマンドを使って操作する方法のことです。
略してCLIです。もしかするとこっちのほうが見かけることが多いかも。
ターミナルのウインドウを開くと、コマンドを受け取って実行する「シェル」というプログラムが動きます。
Appleの公式ガイドによると、ターミナルでウインドウを1つ開くたびに、そのウインドウの中でシェルが1つ動く形になっています。
Macの標準は、zshというシェルです。
整理すると、こうです。
- ターミナル:コマンドを入力する、アプリ
- シェル:入力されたコマンドを受け取って、実行するプログラム(Macの標準はzsh)
- コマンド:シェルへの指示の文字
どんなときに出てくる?
ターミナルが出てくる場面は、たとえば3つです。
- WP-CLIのように、コマンドで操作するツールを動かすとき
- Claude CodeやCodexのような、ターミナルで動かせるAIツールを使うとき
- 離れたサーバーにSSHでつないで、作業するとき(このブログでは、本番のXserverにSSHでつないでいます)
Macでの開き方
開き方は2つ。
Appleの公式ガイド「Macで「ターミナル」を開く/終了する」で紹介されています。
- Launchpadで「ターミナル」を検索して、クリックする
- Finderで「アプリケーション」の中の「ユーティリティ」フォルダを開き、「ターミナル」を開く
どちらでも、同じターミナルが開きます。
終了するときは、メニューの「ターミナル」から「ターミナルを終了」を選びます。
ウインドウごとに、exitと入力して終了することもできます。
開いたら、最初に何が見えるの?
名前と記号が並んだ1行が出るよ。そこにコマンドを打つんだ。
画面の読み方と、最初に試せるコマンド
開くと、こんな1行が表示されます。
「ユーザー名」「ホスト名」の部分には実際の名前が入り、設定によって見た目は少し変わります。
ユーザー名@ホスト名 ~ %
この行は「プロンプト」。
Appleの公式ガイドの例では、ホスト名、現在のフォルダ、ユーザー名が含まれる、と説明されています。
@の前がユーザー名、後ろがホスト名です。
「~」は、ホームフォルダ。
最後の「%」のあとにコマンドを入力して、Returnキーを押すと実行されます。
最初は、見るだけ、移動するだけのコマンドから。
pwd
入力した行の下に、今いる場所が出ます。
そのあとに、次のコマンドを入力するための新しいプロンプトが出ます。
ls
今いるフォルダの中の、ファイルやフォルダの一覧が出ます。
cd ~/Desktop
ホームフォルダの中のデスクトップに移動します。
移動したあとにpwdやlsを打つと、場所と中身が変わっていることが確認できます。
この3つは、場所や中身を見たり、場所を移動したりするだけです。
ファイルを変えたり消したりはしません。
反対に、ファイルを消すrmのようなコマンドは、ゴミ箱に入らず消えます。
だから、意味が分からないコマンドは、コピーして実行する前に、まず意味を確認するのが安全です。
まちがえたら、パソコンが壊れちゃう?
見るだけ、移動するだけのコマンドなら、まず心配ないよ。消したり書き換えたりするコマンドは、中身を確認してからだね。
自分はこう使ってます
記事投稿はClaude Codeが実行して、自分は内容を確認する
このブログの記事投稿では、Claude CodeがWP-CLIのwp post createを実行しています。
自分は、投稿する内容を確認する役です。
コマンドの意味が少しでも分かると、Claude Codeからの報告を読んで、何が行われたのかを確認しやすくなります。
スクショを載せるとき、写り込みに注意した
コマンドの実行結果を、ターミナルのスクリーンショットで記事に載せたことがあります。
公開前の確認で、プロンプト行とウインドウのタイトルバーに、自分のMacのPC名が写っていることが分かりました。
プロンプトには、ユーザー名やホスト名が入るためです。
該当の2箇所は、画像を加工して塗りつぶしました。
ターミナルでハマった例
ターミナルのスクリーンショットを載せるときは、コマンドの外側に写り込むものにも注意が要ります。
下書きのチェックに、プロンプト行・タイトルバー・パスに個人情報が写っていないか、画像の隅々まで確認する項目を足しました。
- プロンプト行とタイトルバーに、PC名が写り込んでいた:ターミナルの実スクショ、PC名がまるごと写り込んでいた
迷ったときの確認ポイント
- 最初は、
pwdやlsのような、見るだけのコマンドで試す - 意味が分からないコマンドは、実行する前に意味を調べる
- ファイルを消すコマンドは、対象をよく確認してから実行する
- スクショを載せる前に、プロンプト行・タイトルバー・パスに、名前や個人情報が写っていないか見る
最初は、今いる場所を確認するpwdから試してみてください。
入力してReturnキーを押すと、結果が表示されて、その下に次の入力を待つプロンプトが出ます。
画面の1行が読めるようになると、ターミナルはちょっとだけ身近になります。あとはもう慣れです。いっぱい使いましょう。
あわせて知っておきたい用語
- WP-CLI
- ターミナルからWordPressを操作するツール。詳しくはこちら。
- シェル
- 入力されたコマンドを受け取って、実行するプログラム。Macの標準はzsh。
- SSH
- 離れたサーバーに、安全につなぐための方法。
- Homebrew
- Macにソフトを入れるための道具。