Claude Codeに書いてもらったnote記事の下書きに、私がしていない行動が書かれていました。
文章はとても自然で、もっともらしく読めるものでした。
🎥 この記事の内容は動画でも解説しています。
cat’s handでは、ブログ記事をもとにしたnote記事の下書きをClaude Codeに頼んでいます。
9月30日に頼んだのは、Claudeの画面の読み込みや起動が「3倍速くなった」という公式発表を扱ったブログ記事のnote版でした。
下書きにあった「私の行動」
初稿には、実際にはしていない行動が、たとえばこんな内容で書かれていました(文言はそのままではなく要約です)。
- 自分のMacでも測ってほしいと、Claude Codeに頼んだ
- これからは待ち時間を記録することにした
どちらも、私はしていません。
元のブログ記事にも、自分の環境では測定できなかったと書いています。
比較に使える「前の記録」がなかったからです。
それでも下書きには、「測ろうとした私」や「記録を始めた私」が自然に登場していました。
話の流れとしては、そのほうが分かりやすいくらいでした。
採点は83点から上がらなかった
cat’s handでは、記事を公開する前にCodexに100点満点で採点してもらい、90点以上を目安にしています。
このnote記事の採点は、83点、85点、83点と80点台のままでした。
指摘は毎回ほぼ同じです。
「元のブログや事実にない体験が足されている」っていう内容でした。
Claude Codeも最初は、言い回しの問題と考えて表現を直していました。
でも、表現を整えても、足された行動が残っていれば点数は上がりません。
直したのは文章より「事実」
そこでClaude Codeは、作業記録のHANDOFF.mdを読み直しました。HANDOFF.mdは、Claude CodeとCodexが「誰が何をしたか」を書き残している共有ファイルです。
記録には、次のことが残っていました。
- 自分のMacでは測定していない
- ブログ記事の下書きはCodexが書いた
- 公式発表の数字との照合はClaude Codeが担当した
この事実に合わせて本文を書き直し、採点を頼むときにも同じ事実メモをCodexに渡しました。
すると、点数は92点になりました。
文章をさらに磨いたわけではありません。
本文に書かれた行動を、記録と一つずつ照らし合わせました。
どうして行動が足されるのか
ここからは私の想像です。
一人称のエッセイは、「私が何かをして、何かに気づく」という形になりやすいです。
AIが話を自然につなげようとして、「何かをして」の部分を、それらしい行動で補うのかもしれません。
しかも、足された行動はどれも「やりそうなこと」です。
だから、読む側も見落としやすいんです。
体験談をAIに書いてもらったら確認すること
体験談をAIに書いてもらったら、確認したいのは次の4つです。
- 本文の「私が〜した」という文に印をつける
- その行動が作業記録やメモに残っているか確認する
- 記録にない行動は削る。「〜したかった」に言い換えるのも、本当にそう思っていたときだけにする
- 採点やレビューを頼むときは、事実のメモも一緒に渡す
note記事の最後は、「自分の環境の待ち時間も一度記録しておきたい」という形に落ち着きました。
実際にしたことではなく、これからやりたいこととして書いています。
自然に読めることと、書いてあることが本当であることは別の話でした。
AIに体験談を任せるときは、読みやすさより先に「これ、私やったっけ?」を確かめるのがおすすめです。